感想日記

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 8巻  ※11月30日追記2013/11/19 


※11月30日追記 読み終わったので下の方に本編の感想書き足しました。


ついに新刊だああああああああああ!!

8巻にはイラスト集がついてくるぞ!
さすがに8巻自体はまだ読めていないのでまずは画集のレビューだ!
本編の話は読んだらこのエントリに加筆します。

ちなみに特装版表紙は通常版の雪ノ下の絵とは異なりガハマさんの絵だが
通常版表紙の雪ノ下絵は口絵で収録されているので欲しい方で買おう。

さて画集は単行本と同じサイズでパッケージング。
表紙は件の黒塗り高級車から出てくる雪ノ下の絵だ。
桜舞ってることを考えるとこれヒッキー轢いた日じゃねえだろうな…。

収録されているのはこれまで未収録だった特典用のイラストとぽんかん神描きおろしイラスト、
イラストレーターによるアンソロイラストだ。

ぽんかん神描きおろしイラストだが、これがもう本当にファンの心を突く上手い構成。
なんとこれまでの本編のシーンの一部をぽんかん神によって書き起こされているのだ。
ヒッキーが初めて奉仕部に来たシーンや千葉村へ行く車内、
そして7巻で印象的だった、新幹線の車内さいちゃんの隣で居眠りするヒッキーなど
ファンのどツボを突く名シーンが新規描きおろしで描かれている。

続いて各種特典イラスト。
架け替えカバーやBD表紙イラストなど、これまでの特典でどこにも収録されていないものが山盛り。
個人的にはアニメEDだったHello Aloneのジャケット絵が好きだ。

ちなみに最近の特典絵は大抵単行本に収録されているので心配無用だ。
この巻のアニメイト・ゲーマーズ・とらのあな特典も特装版を買うとすべて手に入るぞ。
とら:特装版8巻口絵の架け替えカバー
メイト:イラスト集表紙のブロマイド
ゲマ:イラスト集収録の架け替えカバー
だ!

話が逸れたが、イラスト集はまだまだ続く。
ここからまたぽんかん神描きおろしゾーン。しかも原作者によりテキスト付きの
キャラクターファッションコレクションだ。

普段は見られないキャラクターの私服やバイト服姿をぽんかん神の描きおろしで見られるぞ!
そのキャラ数実に13人。
というか名前のついてるキャラはほぼ全員描かれている。
ヒッキーの服装が千葉愛に満ちあふれているので必見。

更に本編で出番の少ない川なんとかさんとはるのん、とべっちには原作者からのコメント付きだ!
川なんとかさんやっと目立ってる…今回のイラスト集で一番得した人なんじゃないだろうか…。

最後にイラストレーターによる寄稿イラストだ。
申し訳ないことに知っている人が居なかったのだが、まぁ当たり前だけど全員上手い。
なんでこの人ここにいるの?みたいなのが無くて本当に良かった。
個人的にはさいちゃんを描いてくれた春夏冬ゆうさんに賞賛を送りたい。

というわけで特典イラスト集の話はこれくらいで。
特装版は1000円くらい。
通常単行本の値段を考えると400~500円くらいの差しかないので、
ファンの人にはぜひお昼ごはんを一回我慢してでも買って欲しい!

最後に一番衝撃を受けたものを貼って単行本を読もうと思う。


…!?

さて、本編の話をしようと思う。
まだこのブログでは7巻の内容に触れてないけど、読んでいる前提で。

でね、読み終わってね。
思ったわけですよ。

この人たちラブコメしてない!

普通ラブコメってのはさ。
巻ごとに新しいヒロインが出たり、皆でちょっと非日常な状況になって関係が深まったりさ。
そういうもんじゃん。

このライトノベル本当に重い…。

でも8巻は内容自体はとてもおもしろくて、つらいところもあるけど読み応えもあって。
一個前に出た7.5巻が箸休め的な内容だったのもあって、とてもズシンと来ました。

ただ今回は読み応えがありすぎた。
要素が多すぎてブログでのレビューごときで拾いきれるものではないぞ。
ということで今回は各キャラクターに焦点を当てていきたい。

一色いろは
 今回の奉仕部の依頼人。一年生。女子。
 初登場は7.5巻収録の柔道の話かな?

 相模の存在から奉仕部に依頼にくる女子に地雷感を覚える今日この頃ですが、 
 ヒッキーの手腕もあってすごい良い落とし所に到達できた子だと思う。
 ヒッキーがやり方を変える転換点に立ち会えた幸運な子でもあると思う。

 それなりに賢い子で、ヒッキーの意地悪い頭の良さに気付くのもポイント高い。
 お互い恋愛要素一切なしに会話できる後輩女子、ってヒッキーにとってはとても希少なんじゃ。

葉山隼人
 完全にハヤヒキきてた。葉山の襲い攻めだわ。
 逆にヒッキーから葉山へのラインは完全に絶たれたのでこっから先鬼畜系R指定展開だわ。 

 最初は雪ノ下の理解者という点からヒッキーに執着してるんだと思っていたけど、
 (そもそも雪ノ下に執着があるというのも予想だけど)
 段々とヒッキーそのものに気を引かれていっている気がする。

 彼の中でヒッキーはどんな存在になっているんでしょう。
 「悲しいやり方しかできないけど、頭が良くてただものじゃない奴」とか
 「自分に無いものだけ持っている奴」とかだったのかなあ。

 葉山のザ・ゾーン的考え方からすると、
 他の人が早々できないことをやってのけるヒッキーのことはもっと周囲に認められるべき、とか思ってそう。
 文化祭後のヒッキーいじりにも難色を示してそっと路線変えさせたりしていましたね。
 表立って「そういうのはやめろよ!」って言えないのが葉山でもありますが。

 でも今回ヒッキーにとって一番やってほしくないことを葉山はやってしまった。
 
 葉山のヒッキーに対しての行為は全般的に「同情」に根ざしているように見える。
 ヒッキーの状態を「まちがったもの」として認識した上で、
 「好きでそうなったわけじゃないけど仕方なくそうしている」と思っていたのかなあ。

 ぼっちなりの矜持を持って生きてきたヒッキーにとっては、
 「お前の人生かわいそうだな(笑)」と言われているのに他ならないわけで。
 しかもそこに奉仕部の二人を巻き込むという。

 夏合宿で打ち合わせをしてるシーンとか、二人が噛み合うとすごい力になるのは証明されているので、
 紆余曲折の末にでもこの二人がちゃんと友達になれる展開を期待したいです。
 二人で協力して雪ノ下を救ったりしたら最高だね。

雪ノ下陽乃
 バケモンだこの人。
 文化祭の話で「妹を鍛えてあげてる妹好き」という落とし所に到達したと思っていたのですが。
 妹好きは妹好きだけど、それ以上に残酷で恐ろしい面が見えてきてしまった…。

 暴力だとか偏愛だとかわかりやすいもので表現されない分いっそう怖い。

 この人を乗り越えたとき、ヒッキーは葉山以上の度量を得たと言えるんじゃないでしょうか。
 …そんな日が来るのかな…。

折本かおり
 ヒッキーの中学時代の話はいつか来るだろう、と思っていたら本当に来た。
 「告白してフラれ続けた」っていうギャグがシリアスになって帰ってきたというか。

 思っていたより全然悪意のない展開ではあったんですけどね。
 高校生になって老成したというか、枯れたというか。
 むしろ葉山のアレの前振りくらいでしかなかった。

由比ヶ浜結衣
 ストーリーの展開にはあまり絡まなかったけど、ヒロインポイントは一番高かった!
 「ヒッキーは頑張った!」って言ってくれる人、これまで居なかったからなあ…。

 何より、ヒッキーがほぼ自主的にやってきた自爆について、
 「ヒッキーの中に残る罪悪感」が確実にあると初めて触れたところ。
 色々言葉で飾り立てて平気そうにしているけど、絶対大丈夫じゃない部分がある。
 そんなこれまで口にも出してこなかった部分に気付いてくれたのがすごいかっこいい。

 ヒッキーが今一番心を開いてるのって、やっぱガハマさんじゃないだろうか。

比企谷小町
 間違いなく今回のMVP。
 ヒッキーに動くための動機を作ってくれたし、まちがいそうになったら正してくれた。
 深夜にコーヒー飲みながら二人きりで会話するシーンは本当に美しかった。

 実はファミレスのシーンで「ちゃんと二人と話してね?」とベストルートへの道筋を示していたのですが、
 ヒッキーは「変わった自分のやり方を理解してもらうため」に会話を策略の最後に配置してしまった。
 そこは常に一緒にいれるわけではない妹の限界点というところか。

 ヒッキーと雪ノ下は特に、お互いにお互いをわかっている(と思い込んでいる)ところがあるから、
 なおさら会話してわかりあうことをおざなりにする傾向があるよね。
 その破綻が形になってしまったのが8巻の話でした。

雪ノ下雪乃
 め
 ん
 ど
 く
 さ
 い
 !
 この人ヒッキーとガハマさんに心酔してない!?
 あんな少ないヒントで自分の本心をわかってもらうのは無理だよ!

 今巻で浮き彫りになったヒッキーと雪ノ下の違いとして、
 「いざというとき頼れる相手がいるかどうか」というのがあります。

 ヒッキーは小町に助けてもらって頑張る理由を手に入れたし、
 その後も材木座、川なんとか、さいちゃんと協力してもらう仲間がやってきてくれました。
 ぼっちながら頑張ってきた成果がここで実を結んでいるんですね。

 だけど雪ノ下には、そういう人が一人もいないんですよね。
 実家には敵しかいない。
 学校にはヒッキーとガハマさんがいるけど、その二人は今回自分の味方ではない。
 そうなると、完全に孤立してしまう。

 小町が言っていたように、ヒッキーが雪ノ下と話をしていれば、
 違う作戦を取りつつも本心は分かり合えたんじゃないかなあ。
 と思っていたけど7巻最後のアレで雪ノ下にはまずヒッキーに対しての不信があるのだった。

 その状態をまず改善しようとしたヒッキーが、策が形になるまで会話を先送りにするのは無理もないか。
 
 なんだか、これ最終回に向けて雪ノ下の孤独を強調する展開なんでしょうか。
 その孤独をヒッキーとガハマさんで埋めてくれるといいな。

比企谷八幡
 今回は本当に頑張った。文句なしに頑張った。
 その結末がアレとか報われなさすぎる…。

 頭がいいけど意地が悪いヒッキーは、頭の良さと小町のお説教を受けてはじめて、自爆しない解決策を取ります。
 それはヒッキーならではの、意地の悪い策略だけど誰も傷つかない方法。
 読んでて「こいつやりおったわ!」と思ったわ。

 その策自体は悪くなかった。
 素直に材木座に頼ったのも良かったと思うし、小町のアシストもファインプレーだった。
 
 これを落ち度というのは非常に気が引けるんだけど、
 強いていうならヒッキーは依頼を見ていて雪ノ下を見ていなかったことになるのかなあ。
 奉仕部という枠の中で、依頼を通してしか接してこなかったからこその見落としか。

城巡めぐり
 のほほん生徒会長。奉仕部に何度も依頼に来たのはこの人だけな気がする。

 最後の最後、すべて手に負えなくなってから最適解をぽろっと出しちゃう感じが切ない。
 この人が最後ヒッキーに言ったことがもし実現していたら、その場で最終回にいけちゃうくらいハッピーエンドだった。

 大事なのは「奉仕部」という枠ではないと最初からわかっていた人。
 ただヒッキーたちの前には色んなものが積み重なりすぎて、当人には見えていなかった。
 ヒッキーが雪ノ下、ガハマさんよりも先にこの人とお話できていたら…と思わずにいられない。

とまあこんなところで。
キャラと話のどっちに軸を置いて書こうか迷っていたんだけど、
話に軸を置いてしまうと小難しい上にあってるかわからない読み解きをつらつら書くことになるので
そうなったときの読みづらさたるや想像するに余りある。

キャラクターの人間関係が大きく動いた8巻(しかも暗い方向に)。
この苦味も確かに青春ではあるのだけれど、出来ればラブコメしてほしい。
9巻で一旦でもいいから明るい方向に進展することを期待します!

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