感想日記

1/11 あけましておめでとう

ワールドトリガー 第1話「三雲 修」2016/03/26 


せっかくの遅効性SFなんだから、今から初期のエピソードを見返して伏線に気付いてニマニマしようのコーナー。

 

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一話表紙は今後恒例となる、主役四人の揃い踏み。
ユーマと迅さんはトリオンキューブが黒(黒トリガー)、チカちゃんは超巨大、オサムはリアルとうふサイズ。
この恒例揃い踏みイラストは3周年のやつが一番好きです。アニメの3期OPで再現してくれてたやつ。

 

一話の冒頭は近界民による第一次大規模侵攻のシーンから。
バムスターやバンダーが出てるけど、別にこれアフトクラトルの侵攻と決まったわけではないんだよね。

ラスボスとなる惑星国家が出てくるのか、あるいは全部アフトクラトルに収束するのか。
もし別にラスボスが出てくるなら、最後にはアフトクラトルと共闘する展開だってあるかも。

 

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そして第一次大規模侵攻を食い止めた「謎の一団」。
ボーダー初期メンバーの中には迅や忍田さん、林道支部長の姿が。
迅はまだ弧月使ってるのかなこれ。
あとはこなみ先輩っぽい人と、
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後の玉狛メンバーの紹介シーンで後ろ姿の見られる白髪?の人。
迅さんの右手そばに居る人とこれ同一人物だよね?
近界民出身のエンジニアいるって言ってたし、そのあたりから近界民の存在を知ってボーダー結成の準備してたのかな。

 

ボーダーは今なお国や地域と連携してはいても、指揮系統は完全に独立している民間(という言い方でいいのか)の組織です。
地球に侵攻してくる怪物がいて、それに対抗する技術があって、その状態でトリガーをボーダーの独占にできるのは城戸司令の手腕なんだろうか。

これがヤンジャンとかSQ連載だったら国からトリガーの情報収集のためにエージェントが送り込まれてそう。
そんでオサムに絆されてメガネファンになる。

 

そして四年後。
冒頭のオサムのパッとしなさはどう見ても主人公のものじゃないぜ。
いじめられっ子かばうのは立派だけど、オサムのそれは本人の善性とはちょっと違うよなー。
いじめを見逃すことで自分が堕落してしまわないための予防線というか。
もちろん本心が冷たい人間ってわけじゃないし、正義感の持ち主ではあるのですが。

 

一方のユーマ。
車にひかれても平気、おかしな生き物(レプリカ)を連れてる、学校の仕組みがわかってない、指輪(黒トリガー)を没収されそうになって学校を辞めようとする、三馬鹿の「挨拶」により攻撃的な方法で返す、など奇異な行動が目立ちます。
近界民ゆえですが、日常における異物感の演出ですね。
というかトリオン体から放たれた紙の弾でよく無事だったなロン毛。

そしてまぁ彼等の表情を見ればわかりますが、ユーマの「嘘を見抜く」サイドエフェクトの初お披露目でもある。
ロン毛がユーマに掴みかかってるけど、ここで先生に中座されて命拾いしたのはこいつの方だよね。
ちょいと蹴るだけで人体を骨折させるトリオン体と生身で喧嘩とか死んでもおかしくない…。

あと、まだ若い女の先生が受け持つクラスに不良三人まとめて配置するのはアカンと思う。

 

不良連中とのいざこざにより、警戒区域へ。
オサムの弱さとユーマの日常離れした感覚。このシーンだけ見るとユーマはちょっと最近のラノベの主人公っぽい。
勝手についてきたのが悪いんだろ、とオサムを見放してるユーマがこの先オサムにベタぼれすると思うと胸が熱くなるね。

そんな中にゲート誘導で現れるバムスター。
ボーダーは周辺の生体反応のチェックとかはしてないんだろうか。
普通の人間でもトリオンはあるんだから、レーダーとかで検出できそうなもんだけど。

 

「トリガー起動!」
今まで不良になぶられてた貧弱メガネくんが変身して突如現れた怪物に立ち向かう!
ここにきてようやく少年漫画っぽいシーンが!
勝てないけど。

無節操にバムスターの装甲部分を殴ってるあたり、C級だけあってまだ何も知らされてない感じバリバリ。
C級はトリガーを一つしか持てないのでオプションのスラスターは使えませんが、加えてレイガストのシールドモードも知らないオサムはバムスター相手にやられ放題。
後のシーン見るにC級のまま師匠もいない人は何も教われないっぽいですが、そもそもC級は訓練以外にトリガー使っちゃいけないのでまぁしょうがないかな。

 

オサムの内面を少し知って助ける気になったユーマ。
「弾」印で超加速キックをぶちかましますが、これで装甲ぶち抜け無いバムスター結構すごくない?黒トリガーの一撃だよ?
そもそもバムスターも「核」を狙って倒すのが常道なんでしょうが、装甲をぶちぬくにはユーマでも二重「強」印が必要な模様。

 

戦闘が終わって、ようやくオサムとユーマが少しお互いのことを話します。
さっきまではなんかそこにいる人って感じだったけど、オサムの信念というか、ちょっと偏った正義感に感じ入るユーマ。
自分が損をしても自分の決めた道を守る、というオサムの言葉が嘘じゃないとわかるからこそですね。

 

「俺は門の向こうの世界から来た、お前らが言うところの『近界民』ってやつだ」

ちょっとややこしいんですが、これまで劇中で「近界民」と称されていたものは正確には「近界民の使うトリオン兵」。
しかしこの世間の一般では「トリオン兵」=「近界民」です。

2話で触れるけど、一般市民やC級であるオサムは近界は普通に人間の暮らす世界だということを知りません。
後の大規模侵攻で人型近界民とC級が接触していますが、情報の統制はどうしてるんだろうな。

あとこの夕陽がかかるボーダー本部の背景超綺麗。

 

ということでワールドトリガー1話でした。
今読み返しても新しい気付きのある「遅効性SF」ぶり。
作者が再読性を意識してるだけあって、本編が進むほど初期のエピソードに味が出てくる珍しい作品です。

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