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ワールドトリガー 第3話「空閑 遊真2」2016/04/09 


世界観の説明が続くワールドトリガー第3話。
タイトルのとおり、ユーマの生い立ちや考え方の軸心が見えるようになる話。

 

後々まで見ると貴重だとわかる、ワートリの学校シーン。
1巻が終わると大規模侵攻前にちょっとある以外もう出てこないよね学校。
オサムたちは中3だからもうあんまり登校しなくてもいいのかもしれない。

しかしまぁ説明ばっかだなこの話!
大事なのは四年前の第一次大規模侵攻と、ボーダーのゲート誘導技術、ユーマが戦争の中で生きてきたという話。

 

第一次大規模侵攻は現在の本編でもあんまり掘り下げられてないんですよね。
三輪が四年前入隊なので、多分三輪の姉が殺されたのはこの時。
風間さんも同じ時期に入隊してるので、殺された兄ってのは大規模侵攻でやられたのかも。

この時オサムは蓮乃辺(三門市のとなり町)出身であることが判明。
蓮乃辺は作者の前作「賢い犬リリエンタール」の舞台となった街で、玉狛のしおりちゃんの妹が暮らしていたりします。
時系列不明だけど、リリに出てくるしおりちゃんの妹が小学6年生なので、そう大きく時間ズレてはいなさそう。
兄がボーダーと協力したら便利なトリガーいっぱい作ってくれそうだな。

 

ボーダーのゲート誘導技術は本作の地味に重要な設定。
「世界中で起こりうる異世界からの侵攻」というクソ厄介なものを、ひとつの拠点で抑えこむことに成功しています。
この世界が近界民に侵攻されつつも安定しているのは、このゲート誘導技術のおかげだと思う。

読み切り版「実力派エリート迅」では各支部ごとに誘導係数を設定しており、その支部で賄える量の近界民を倒すという設定がありました。
本作ではそもそも支部が街中にあるのでゲート誘導しておらず、すべて本部付近の立ち入り禁止区域に誘導しています。

 

最後にユーマの過去話。
詳しくは後に語られますが、これまでの浮世離れした感覚は、幼い頃から過ごした戦争の中で培われてきたもの。
ユーマの中に強くある「自己責任」の意識はここから来るものですね。
「メガネくんが自分から首突っ込んできたんだから」「あいつら自業自得じゃん」「全部向こうの言うとおりにしたんだから」など。

ユーマにとって他人は無条件で助けるものではないし、敵意を持って近付いてくる奴には相応の態度を取る。
3話までに出てきた不良は、すべてその態度を示すための舞台装置ですね。
一方3話まで話を重ねてきた中で、ユーマにとってオサムは「特別」になりつつある。
少なくともこれまで見てきたような連中とは一味違う、通ごのみの味。

これからもユーマ→オサムのラインはどんどん強く太く補強されていきます。
この二人の関係性に注目してみると、ワールドトリガーが100倍くらい楽しく読めるようになります。

 

学校にトリオン兵が現れて3話は終わり。
非日常の象徴たる戦闘が日常の舞台に現れる、というのはバトルものの王道展開ですね。
ちょっとジャンプ漫画っぽくなってきたぜ。

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