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大団円!のちの「呪術廻戦」へ繋がる前日譚・東京都立呪術高等専門学校 第四話 2018/05/27 


第四話「眩しい闇」

『これは自論だけどね 愛ほど歪んだ呪いはないよ』


この「純愛だよ」のセリフひとつのためにこれまでの三話があったと言っても良い。
それくらいこの漫画を、ひいてはこの漫画における呪術というものを象徴するセリフだった。

怒りによって覚醒したのか、狗巻くんの呪言をはじめ多様な呪術を扱い始める乙骨。
特級の呪詛士相手に対等以上に戦っておきながら、最も強い『呪い』はこの里香ちゃんへ語る愛だというのが本当最高に最高だった。

派手なカメラワークを駆使した派手なバトルや、突如現れた特級怨霊も霞む乙骨の『呪い』よ。
いくつかの展開を踏まえて、本作の根底にある(と私が勝手に思っている)「呪い:他人から他人へ向けられる想いが変じて力を持ったもの」に帰ってきた感じがする。
たった四話でこれだけ盛り込んでくるこの構成力、とても初連載の作家って気がしない。


そして、愛をあれだけの戦闘力として劇中で発揮させておきながら、最後にはこんな綺麗なかたちで暴力を伴わない愛を語るという。
まるで愛そのものが歪んだ感情みたいな表現になっちゃいけないからね…こういうところちゃんと締めておくのが漫画の上手さだよ…。

ただこの美しい光景を真希さんは見えてないってのがちょっとひどくて笑う。

ここで「この漫画も終わりかあー」って思ってしまうととても悲しいんだけど、呪術廻戦が始まってからこれを読めたおかげで、これを楽しみつつ呪術廻戦の方もぐっと先に期待をするようになったので、本当いいタイミングで読めたと思う。
乙骨が何故か海外に行ってる件も気になるし、こちらであまり掘り下げられなかったパンダの存在も気になる。
新一年の伏黒や釘崎さんが彼らに鍛えてもらうって言うんだから、ここからメインキャラとしてしっかり呪術廻戦に参戦してくれそうだ。

パンダの「呪骸」という言葉に関しては、呪術廻戦3話で校長が作ってた人形がアレ呪骸らしいんですよね。
とはいえあの人形と違ってパンダには独立した自我がありそうだし、魂だけになったのが人形に宿って生活してるとかかな?
真希さんは当人の掘り下げはともかく、禅院家の話が全く出てきてないし、これも呪術廻戦での登場に期待。


そして何より先生と夏油の関係だよね。
おおよそ察せられるようには描いてあったけど、具体的な回想エピソードとか読みたいなあ。
これを読んでから呪術廻戦の方を読むと、夏油が先生を明らかに特別扱いしていることに気付けてとても萌えです。

最終ページにジャンプコミックス化決定!とあったので早く単行本を出してほしい…。
これは久し振りに紙の本で単行本を揃えたいですね。

そのコミックス化の続報が週ジャンでの告知という点を踏まえても、最初から本誌で呪術廻戦をやることを前提にしての呪術高専だったのかな。
「ハイキュー!!」は本命のバレー漫画の前に週間連載の経験値を積んでおくべき、と編集が助言してまず「詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。」を連載したそうだし、これも本命の前に下積みとしての連載だった気が勝手にしている。

結果として呪術廻戦に強力な裏打ちが為されて世界観の厚みも増したし、とても良い采配だったと思う。
珍しい経緯で展開してる漫画だし、末永く続いてほしいなあ。

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