セブンスドラゴン2020 プレイ雑感

今日の感想はプレイステーション・ポータブルのソフトより
RPG【セブンスドラゴン2020】です。

まだストーリーの4章まで、15時間しかプレイしていませんので、、
ネタバレは含まず、プレイしていて感じた感想を中心にお送りします。

まずこのセブンスドラゴンというシリーズですが、前作があります。
DSから出ていた【セブンスドラゴン】というタイトルで、本作はその前日譚に当たるそうです。
私は前作をプレイしていませんので、あまり詳しいことはわからないのですが、
レトロゲーライクな、結構難しいRPGだそうです。

さて、セブンスドラゴン2020なのですが、本作もRPGです。
本作の主な特徴というと、やはりキャラメイクシステムがあがると思います。

Wizardryやドラクエ3、最近ですと世界樹の迷宮を中心に、
キャラメイクという要素は昔から少なからず存在してきました。
近年のゲームではエルミナージュシリーズが、
スタイルロード/フェイスロードという、自前の画像を取り込んで使えるシステムを作成し、
一部で話題になったことと思います。
興味のある人はシリーズの2、3だけ買えば大丈夫です。PSPです。

本作におけるキャラメイクは、画像の取り込みなどはありません。
そのかわり本作では、キャラメイクにあたってキャラボイスの設定が可能となっています。

詳細やキャストさんは公式やファンの作ったwikiに譲りますが、
一線で活躍されている人気声優さんたちを自由に選んでキャラクターに設定し、
戦闘中に掛け声や気合を入れてくれたりします。

セリフ自体は汎用的な掛け声や決め台詞が大半ですが、
自分でキャラメイクできるゲームにおいて、声がつくというだけでかなり違うものです。
設定中毒の人はぜひ、声まで含めてキャラ設定に熱中してください。
私はしました。内容は見せられません…。

続いて、キャラメイクに必須である職業ですが、本作は少し少なめの5種となっています。
その代わりユニークな、他のRPGでは見かけないものが多いので、選抜していて中々迷います。
以下簡単な説明。

サムライ:剣技に長けるアタッカー。「抜刀」状態と「納刀」状態を使い分け、様々な剣技が扱えます。
トリックスター:2種の武器を使いこなす、まさにトリックスター。使いこなすには、プレイヤーの努力が必要か?
デストロイヤー:いわゆるモンク。カウンター技やコンボ技などこれまたユニークな技多数。
サイキッカー:いわゆる魔法使い。回復も彼らが担当しますので、PTに一人は欲しいところ。
ハッカー:ステータス異常を操ります。本作はそういう気配りが生存率に直結しますので、結構活躍どころは多い。

サムライ以外は中々見かけない職業ですよね。

私はサムライ・デストロイヤー・サイキッカーで冒険していますが、
サムライが属性攻撃を使えたり、
デストロイヤーが仲間の防御力を上げられたり、
サイキッカーがバステを使えたりと、できることの幅が広いので、組み合わせは意外と柔軟です。

製作者さんによれば、ハッカー3人でもない限りはいけるらしい。
(ハッカーは攻撃力・防御力が低いサポート専門です)

さて、本作はそうやって作成したキャラと共に、東京を舞台に冒険し、闘うゲームです。
そう、舞台は東京・新宿が中心になっています。

プレイヤーはドラゴンに支配された東京を奪い返すため、
都庁に拠点を構え、各地を支配する「帝竜」と呼ばれるボスドラゴンを倒すのです。

この「舞台が現実の日本」というのが中々上手く生かされていまして、
プレイヤーは都庁を拠点として立派にするため、都庁の改修を行ったり(居住エリアが出来たり、など)、
山手線がドラゴンの手によってダンジョンに変えられてしまったり、
地下鉄の線路を伝って別のエリアに移動したりします。

このゲームは背景の雰囲気がとてもよくできていまして、
特に序盤のダンジョンである「逆サ都庁」「山手線天球儀」は一見の価値ありです!
都庁のてっぺんに向かって落下していく不思議な感覚は、中々得られるものではありません。

そんなこんなで、プレイヤーはドラゴンと戦っていくわけなのですが、
そろそろプレイしての感想に入りたいと思います。

まず操作感
これは一般的なRPGと同様です。
十字キーやアナログパッドで移動し、○ボタンで話しかけたり。
普通のRPGをプレイしたことがあれば、問題ないでしょう。
現状、アクション的なテクニックを求められることはありません。

続いて戦闘なのですが、これは中々厄介です。
世界樹の迷宮をプレイしたことがある人はわかるかと思いますが、
このゲームで強敵を相手にした場合は、油断すると即!殺されてしまいます。

敵ドラゴンたちは容赦なく2回攻撃、しかもバステや状態異常をぶつけてきます。
闘いながら相手の攻撃パターンを見ぬいて対策装備をしたり、
相手の攻撃を無効化するスキルで迎え撃ったり、
相手のステータスを下げて、あるいはこちらのステータスを上げて、
有利に戦えるよう努力をしないと、すぐ負けてしまうでしょう。

ちなみにイージーモードもありますので、
厳しい戦闘ではモチベーションを保てない、という人はこれをおすすめします。
体感で被ダメージが半減くらいはしてる気がします。

インターフェースはとてもユーザーフレンドリーになってまして、
操作しててストレスを感じることはありませんね。

個人的に本作の一番優秀だと思えるポイントなのですが、
本作には「マップ上で有用なスキル・アイテムを集めたショートカットウインドウ」があるのです。
どんなものが分類されるかというと、
・回復アイテム
・回復スキル
・エンカウント率をコントロールするスキル
・ダンジョン離脱スキル
など。

回復スキルは自分専用でも全員用でも全てリストアップされ、
すぐに使用することができます。
いちいち各キャラクターのスキル欄を開く必要はありません。

また、本作では更にマップ上専用スキルがあり、
普段SP(スキルに消費するポイント)を使うものとは別に、回数制で回復や蘇生ができるのです。

強敵の多い本作では、回復の頻度が非常に高いです。
雑魚敵も油断はできず、全員が混乱させられて、一戦でほぼ瀕死なんてこともあります。
そんなとき、戦闘で使いたいSPを温存しつつ、
このサポートスキルでうまくやりくりするのです。

これらのスキルは都庁を改修していくと、助けた住民たちから教えてもらったりすることができます。
ドラゴンを倒すこと→住民を助けること→プレイヤーが強くなることが上手く循環し、
ついゲームに熱中してしまいます。

続いて戦闘なのですが、
人によって感じ方は違うと思いますが、私はテンポが良いと感じました。

大技のスキルを使えばそれなりのアクションはありますが、
あまり引っ張りすぎることもなく、見ててだるいと感じるほどのものではありません。

また、オート戦闘もあります。
攻撃手段は物理攻撃のみになってしまいますが、
これを起動した場合、戦闘一回が数秒で終わることもあります。
特にダンジョンクリア寸前の、雑魚敵より自分たちがはるかに強くなった場面でこれは有効です。
探索時につきまとうエンカウントは邪魔以外の何者でもないですからね。

また何より、自分がデザインした設定のキャラクターたちが、
可愛い掛け声なんかを上げながら必殺技を放つシーンを見ていると、
どうにも見てて飽きないのです。
キャラクターたちはデフォルメされたポリゴンでアクションしてくれるのですが、
それがまた可愛いので、購入された方はぜひ一挙一動を見てあげてくださいね。

他にも本作はあらゆる点でストレスとなる部分の排除に成功しており、
ダンジョンにあるセーブポイントではHP・SPが回復したり、
中継ポイントを見つければフィールドマップから直接そのポイントに飛べます。

上述のサポートスキルにより回復や脱出に余裕が持てるので戦闘に注力できますし、
アイテムも宝箱から多めに手に入るので、戦っていてカツカツになることはありません。

更にレベルアップすることにより、HP・SPが全回復します。

これらを難易度が低いと見なす視点もあるとは思うのですが、
例えばボス前のセーブポイントでセーブしたら、どうせ一旦脱出して回復しに戻りますし、
そういう点を、システム側で対応してもらってしまうのも悪くないかな、と私は思いました。

プレイして感じた良点はそんなところですかね。
上の方で本作の特徴はキャラメイクだ!と言っていますが、
一番の特徴はストレスのないゲーム構成かもしれません。

とにかく、プレイしていてイライラしない。
ゲームに限らず、プラスになる良点を積み上げる作品は多いのですが、
減点をとにかく0にしようと試みられているであろうゲームは初めてでした。
もちろん良点も上記したとおり、たくさんあります。

しかしなにより、ストレスになる点をひたすら排除された結果、
このゲームの良い点ばかりがプレイしていて気付けるようになっており、
結果として良いゲームだなあ、と感じられるようになっています。

楽しいゲームでもインターフェースが雑だったり、気の利かないポイントが多い昨今、
ここまでプレイヤーへの気配りが行き届いたゲームは珍しいと感じました。

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