やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続  #8「それでも、比企谷八幡は。」

さあ9巻最大のヤマ場であるエピソードですね!
原作読んでるともうサブタイトルだけでぐっと来る。

 

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前回、雪ノ下から最後通牒を受けた八幡は、
そこをちょうど通りがかった平塚先生と出会う。
独身女性がこんなカッコイイ車乗り回してるからモテないんじゃ…。

 

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平塚先生は先生らしく、現状を八幡から問いただし、そして気付く。
八幡が見えているのは心理であって、感情ではない。
考え方の筋道が見える八幡は、しかしその起点となるものを見抜けない。

「もっと人の気持ち考えてよ」と言われたばっかりなのにね…。

 

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計算できずに残った答えこそ、人の気持ち。
すなわち計算しきれないというメッセージでもあり、
「文系の八幡」の苦手分野ですね。

そもそも合理的に動くのが八幡ですからね。
心理ではなく感情=不合理とは八幡から遠いところにあります。

平塚先生との対話を通して、八幡は自分のことを見つめなおし、
いつの間にか自分の中に起こっていた変化に気付かされる。

奉仕部のことが、二人のことが大切なのだと。
あそこはもう、八幡にとってかけがえの無い場所になっているのだと。

計算の外にあったその感情は、八幡にとって自分を動かすための理由になる。
これまで奉仕部への「依頼」だったり、
生徒会選挙のときには小町に「お願い」してもらってようやく動き出せた八幡は、
今度は自分の考えで自分のために動かなければなりません。
大切な人たちと一緒にいるために、相手を傷つけても一緒にいたいと言わなければならない。

劇中に登場する人物の中で、八幡を導くことができる人って平塚先生だけなんだなあ。

 

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先生からの助言を頼りに、一晩まるまる使って思索を深める八幡。
「人と人とのつながりは麻薬だ」が八幡のこれまでのスタンスを端的に表してますね。

でも生徒会選挙のとき、小町に理由を作ってもらってまで、
あの二人を生徒会長にさせなかった、したくなかった理由をもう気付いている。

 

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そして八幡は、空虚になった奉仕部に依頼人として訪れる。
八幡が依頼人になる、ってのはいつか来るだろうと思ってましたが、
やるなら最終巻だと思ってました。
まぁこれまでの比企谷八幡からの転換点でもあるので、いい節目ですね。

 

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八幡が一人で抱え込まず話してくれる、というだけで喜んでくれるガハマさんが優しい。
一方雪ノ下さんは建前を盾に拒絶感を示す。お前なー!

 

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二人ともまちがってると断言してくれるガハマさんは本当にいい子だ…。
子供っぽい言い回ししてるけど、ガハマさんが一番大人だよね。

ぼっち二人は深く考えすぎて、建前とかものの道理を軸にしか考えてなくて、
つまり平塚先生の指摘した「感情」を自分でも理解してないし、ないがしろにしているんですね。
一方のガハマさんは感情でものを言っていて、最短ルートで「また奉仕部3人で仲良くしたい」から八幡の依頼を受けようとしてくれる。
この後八幡の手を引くシーンといい、ガハマさんはいいシーン多いですね。

 

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「それでも、俺は…本物が欲しい…」
もうね!ここだよね!今回のエピソード最大のヤマ場だよね!
やっとここで!やっと八幡が感情だけでものを言ったんだよ!
ガハマさんと雪ノ下を、そういうことを言っていい相手だって思えたわけだよ!
しかし相手のことを知っていたい、をあそこまで独善的なものと捉える発想がすごい八幡。

 

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そしてこの期に及んで答えの出せない雪ノ下。
なんとなくわかってたけど、奉仕部で一番弱いよねこの人は。

 

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ここ超好き。
手を振り払われたと思ってするガハマさんの呆然とした顔超良い。

 

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全部聞いてました。
そしてファインプレー。

 

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もっときちんと話そう、ってそれだけのことなんだけど、それが大事。

 

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泣く、というのは何より感情が先に立っての行動ですよね。
ガハマさんはちゃんと泣くべきときに泣くことができて、
それを受けて初めて雪ノ下も泣くことができた。

 

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…なんか置いてけぼりなんですけど。

 

ということで、9巻の、俺ガイル全体のターニングポイントになるエピソードでしたね!
貯めにタメただけあって、アニメも満足のクオリティでした。

原作のページ数で言うと、今回だけ明らかに使ったページ数が少ないんですよね。
ラノベにおいて原作50ページ分で1話分作ったのって結構すごいことだと思う。

甘酸っぱい青春ラブコメを乗り越えて、そろそろこのエピソードも完結です。

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